禁煙.net禁煙の基礎知識>なぜ禁煙は失敗するのか?

なぜ禁煙は失敗するのか?について

毎年非常に多くの方が禁煙を決意し実行に移しますが、1年後に禁煙できている人はわずか7%程度という統計結果がでています。なぜこんなに禁煙に成功しないのかということを事例(禁煙失敗談)を交えながら理由を分析していきます。

禁煙失敗談の統計

まず、1年間の禁煙ということについてですが、1年間禁煙に成功した人というのは再度喫煙者になる率が低いことから、ここでは1年間の禁煙を禁煙成功と定義しています。

最初から結論を申し上げると、禁煙の成功率は非常に低いです。実際に1年間の平均的な禁煙成功率は6%程度という結果が出ており、100人禁煙をはじめても94人は挫折するということがわかっています。では、なぜたったの6%の人しか禁煙に成功しないのでしょうか?その理由としては大きくタバコには習慣性と依存性があるからです。

 

タバコの習慣性

禁煙をしようと思っている人の多くは数年以上喫煙経験があるでしょう。(逆に喫煙経験が3ヶ月とか言う人は習慣性はほとんどありませんので禁煙は容易です)つまり、タバコを吸うという行為が生活の一部に取り込まれているのです。イライラしたとき、ひと段落したときなど様々なときにタバコを吸ってきたという習慣から、ついタバコを吸いたいと思ってしまうのです。
タバコの習慣性チェック」では、今のあなたがどれだけタバコに対して習慣性を持っているのかを知ることができます。ぜひチェックしてみましょう。

 

タバコの依存性

タバコの成分の一つである「ニコチン」には強い依存性があるとされています。その依存性の強度は麻薬といわれているヘロインと同程度ともいわれています(議論の余地はあるとされます)。つまり、この強い依存性によりタバコを吸うことによる脳のドーパミン発生プロセスにより快楽化されてしまいなかなかやめることができないのです。
タバコの依存性チェック」では、今あなたの体がどれだけニコチンによる依存性を持っているのかを知ることができます。まずはチェックしてみてください。
この依存性が高い人ほど喫煙に対して依存しており、その分禁煙が難しくなってしまいます。

 

タバコの禁断症状

禁煙を完遂させる上で難しいのは、依存性や習慣性によるものだと解説してきましたが、もう一つ禁煙を早々にあきらめてしまう理由としてニコチンによる禁断症状(離脱症状)が挙げられます。禁断症状によるイライラなどにより禁煙をあきらめないよう、タバコの禁断症状について理解を深めましょう。

 

習慣性とニコチンというダブル依存性のが禁煙を難しくする

通常、喫煙者にはタバコの習慣性と依存性の二つにより禁煙をより難しくさせています。これは、今まで大好きだった二つのことを一遍にやめなければならないということで禁煙行為に対して大きなストレスがかかってしまうからだと考えられています。
ですから、近年の禁煙療法では、喫煙による「習慣性」と「依存性」を分けて解決しようとする試みが行われています。
習慣性を先に治療する場合は禁煙パッチ、ニコチン依存を先に治療する場合は禁煙パイポなどがその治療法となります。(通常はどちらか片方だけを行います)

 

禁煙パッチ・禁煙ガムはタバコの習慣性治療行為

禁煙パッチや禁煙ガムというのを聞いたことがあるでしょうか?これは禁煙法の中でも近年メジャー化しているもので、タバコ以外(パッチやガム)によりニコチンを体内に摂取することにより、タバコの依存性(ニコチン依存)はそのままにしておき、喫煙の習慣だけをやめてしまうというものです。
>>煙草への習慣性のチェック項目はこちら

 

禁煙タバコ・禁煙パイポはタバコの依存性治療行為

禁煙パイポは昔からある禁煙者の友ですが、これは喫煙による習慣性はそのままに、ニコチンを摂取しないことにより禁煙を成功させるというものです。禁煙タバコや禁煙パイポにはニコチンは含まれていませんので、タバコを吸うという擬似行為により習慣性はそのままにニコチンへの依存を先に治療してしまうというものです
>>ニコチンへの依存性のチェック項目はこちら

 

このように、習慣性に対する対応と依存性に対する対応という二つを車輪の両輪のように進めていく必要があります。