禁煙の禁断症状
禁煙を完遂させる上で難しいのは、依存性や習慣性によるものだと解説してきましたが、もう一つ禁煙を早々にあきらめてしまう理由としてニコチンによる禁断症状(離脱症状)が挙げられます。禁断症状によるイライラなどにより禁煙をあきらめないよう、タバコの禁断症状について理解を深めましょう。
禁煙の禁断症状とは
禁煙を行うことにより、体の中から依存性のある「ニコチン」がなくなることから、人により程度の差がありますが、禁断症状(離脱症状)がでてきます。
この禁断症状を我慢することができずに禁煙をやめてしまう人も多いようですが、禁断症状が現れる期間は通常禁煙の開始から2〜3日程度、長くても1週間程度で徐々に消失します。
主な禁断症状としては、「イライラする」「眠気がある・ボーっとする」「無性にタバコが吸いたくなる」などが挙げられます。
タバコの代替となる、ガムや飴、干し昆布などを口に含み口寂しさを紛らわしながら、水分を摂取したりして何とか乗り切りましょう。
禁煙の禁断症状が我慢できない人にはニコチンガムやニコチンパッチ
タバコを吸えないことによる禁断症状はニコチンが大きな作用をもたらしているといわれています。この禁断症状は長く、多くタバコを吸っていた人ほど強い傾向があります。
どうしても、この禁断症状が我慢できないという人は、禁煙外来を利用してニコチンパッチを処方してもらうか、薬店などでニコチンガムを購入しましょう。これらはタバコを通じてではなく、皮膚などからニコチンを微量摂取することにより禁煙による禁断症状を抑える効果があります。