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喫煙(煙草)が呼吸器系疾患のリスクを高める

タバコに含まれている様々な有害物質は呼吸を通じて体内に取り込まれることから、気管支や肺といった呼吸器に対して大きなダメージを与えます。結果慢性気管支炎や肺気腫、喘息慢性閉塞性肺疾患(COPD)などを引き起こすリスクが高まります。

呼吸器系疾患と喫煙

タバコの煙に含まれる様々な有害成分(一酸化炭素・ニコチン・タールなど)は主に呼吸を通じて体内に入ってきます。体内に入った各物質は肺を通じて全身へと送られますが、最初に肺や気管支に有害物質があたることにより様々な障害を呼吸器に対して与えることになります。

特に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という肺への慢性的な炎症を指し、肺気腫と慢性気管支炎の両者が該当する。喫煙が最大のリスクファクターとされており、COPD患者の90%は喫煙者です。また、喫煙者の10〜15%がCOPDを発症するといわれています。

COPDはWHOによると、年間300万人以上がCOPDにより死亡しており、今後10年でさらに3割以上増大することが予想されている。COPDは不可逆的疾患とされており、一度発症すると治癒させることができない病気です。COPDを発症させない、また発症したら進行させないように禁煙するという姿勢が重要です。

 

肺気腫
肺気腫(はいきしゅ)とは、喫煙や加齢などを原因として肺胞(はいほう)に弾力がなくなり、吐息が弱くなる病気のことをいいます。喫煙する高齢者かつ男性に患者が多いのが特徴で、悪化を繰り返すたびに肺気腫は進行します。

慢性気管支炎
「肺や気管支、上気道に限局性病変が見られず、かつ慢性持続性の咳や痰が2年以上、少なくとも1年のうちに3ヶ月以上続くもの」とされています。慢性気管支炎の主な症状としては痰が絡む咳が特徴で、痰は粘着性のあるものが多くなります。慢性気管支炎であっても、肺気腫などの合併が無い限り生命に対して甚大な被害を与える恐れはありませんが、長期にわたる炎症により呼吸不全を引き起こすような場合があります。